湊かなえ「告白」

今日読み終わった本。
松たか子主演で映画化された「告白」、さすが話題になるだけある。
高校教師が終業式の日に、学校内で事故死したとこになっている自分の娘は実は殺された、その犯人はこのクラスの中にいる、と語り出すところから始まる。
その後、犯人やその家族などの視点からの描かれる。
視点が移ることによって、新たな事実が出てきたり、今まで事実だと思っていたことと違う事実が出てきたりする展開は面白くて一気に読みました。
そして、視点が限定されているために、そこに書かれていない部分について想像が膨らんで、読み終わった後の余韻が大きい作品でした。
うむむ。
映画も見てみたくなりました。他の見方も出来そう。受け手の想像の余地が大きい作品って、やっぱり後に残るなぁ。

題名:告白
著者:湊かなえ
出版社:双葉社
発行日:2010年4月10日(双葉文庫)