マシュー・ボーン「SWAN LAKE」

Bunkamuraオーチャードホール A席2階 上手側
演出・振付/マシュー・ボーン
音楽/ピョートル・チャイコフスキー
出演/ニュー・アドベンチャーズ

主なキャスト

<ザ・スワン/ザ・ストレンジャー> ジェイソン・パイパー
< 王 子 > クリストファー・マーニー
< 女 王 > オクサーナ・パンチェンコ
< 執 事 > アラン・モーズリー
<ガールフレンド> リー・ダニエルズ
<幼年の王子> ギャブ・パーサンド

2回目の観劇。ステージすべてを視界におさめられるようにと思って取った席。全体的な動きがわかりやすかった。ただ、寂しいくらいに周りに人がいない。後半寒かったのもそのせいかな?
メインキャストが、先月見たときと逆パターンだった。違うキャスト見てみたかったのでちょうど良かった。
キャストが変わると印象も変わる。以下、私個人が勝手に受けた印象。
今回の王子は、王室行事や、得られない母親の愛に、欲求不満を覚えながらも、どこかあきらめているような、そんな感じを受けた。手を伸ばすけれど「どうせ愛してくれないんでしょ。……ほら、やっぱり」みたいな感じで手を下ろしているような。
女王は、前回は迫力と威厳があって圧倒されたけれど、今日の女王は、なんだろ、気品のある美しい未亡人、みたいな雰囲気。(なんだそれ)
ガールフレンドは、いかにも悪巧みしていそうな。堂々とした女性。強そう。
最後、ザ・スワンが、頭で王子の体を持ち上げようとして、反応がなく、王子が死んでしまったのだと思い込み嘆くシーン、やっぱり見ていてこちらまで悲しくなる。
あと、王子のベッドルームに、ぱらぱらと数羽ずつスワンが登場するのが不気味。
首藤王子も見てみたい。4月にまた行く予定があるので、あたるといいな。
終演後から、スワンク・バーのところのメロディ(「乾杯の踊り」?)が、断続的に頭の中で鳴っている。前回見てから今日までは毎日「情景」が流れていたし。病気かな。
マシュー・ボーンやダンサーのインタビューも載ってます→http://www.bunkamura.co.jp/orchard/event/swanlake/index.html