舞台版「シザーハンズ」

会場:ゆうぽうと簡易保険ホール S席 1階2列目下手側
振付・演出:マシュー・ボーン
気になった出演者:
エドワード>サム・アーチャー
< キム > ハンナ・ヴァッサロ
<キャンディ・コヴィット>ケリー・ビギン
<バニー・モンロー>ソフィア・ハードリー
他、ニューアドベンチャーズ

席は前過ぎ。
オーケストラピットにもなる部分にも座席が有ったので、実質は2列目ではなかったけれど、それでも前過ぎた。視界を前の人の頭がさえぎるとか、袖が見切れるとかはなかったけれど、全体を見れているようで、ちゃんと見れていなかったというか。
大勢がクリスマスパーティでダンスをしているシーンでは、いろんなところで、それぞれの登場人物の物語が進行しているので、一部を見ていると他を見逃してしまったり。具体的には、「愛と幻想のシルフィード」のときにとっても良かったケリー・ビギンに気をとられていたら、いつの間にか、肝心のキムの相手がボーイフレンドからエドワードに代わっていたところが、大きな見逃し。そこが見たかったのに!これも、もう少し席が後ろだったら、全体を見やすかったので、もしかしたら見逃さずにすんだんじゃないかなーと思ってしまう。こういう細かい作りこみが、マシュー・ボーンの楽しいところだけど、今回はちょっとごちゃごちゃしちゃった感が。席だけのせいなのかは、今回はこの一回しか見ないので判断できないけれど。
シザーハンズ」は映画がとても良く、それが強く印象に残っているので、この舞台にはどうも点が辛くなってしまう。こういう元が「できちゃってる」ものの舞台化は難しいなと思った。映画を観ず、この舞台を先に見たらどうだったんだろう。
ハンナ・ヴァッサロはとっても良かった!キャスト表を見て、ケリー・ビギンがキムの日が良かったなあなんて思ったけれど、実際見てみたら、もう、ごめんなさい。キム可愛すぎ。
ソフィア・ハードリーは「SWAN LAKE」で散々見たので、懐かしい人に会えた感じ。
カーテンコールでエドワードがひとり出てきたとき、ちょっと泣きそうに。雪の演出も良かった。これは前の席でラッキー。
舞台のラストは映画とは違った。えっ!と驚く結末。