Kバレエ「ピーターラビットと仲間たち」&「放蕩息子」

会場:オーチャードホール B席 3階L6列
芸術監督:熊川哲也
演奏:シアターオーケストラトーキョー

「放蕩息子」
振付:ジョージ・パランシン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
舞台美術・衣裳:ジョルジュ・ルオー
指揮:井田勝大 キャスト:
<放蕩息子> 熊川哲也
サイレーン> 浅川紫織
< 父 > ルーク・ヘイドン
<放蕩息子の召使> ビャンバ・バットボルト、ニコライ・ヴィユウジャーニン
< 姉妹 > 木島彩矢花、松根花子
<9人のならず者> 西野隼人、合屋辰美、石黒善大、小山憲、森田維央、長島裕輔、酒匂麗、高島康平、内村和真

「バレエ ピーターラビット(R)と仲間たち」
振付:フレデリック・アシュトン
演出:アンソニー・ダウエル
編曲:ジョン・ランチベリー
舞台美術・衣裳:クリスティン・エドザード
マスク:ロスティスラフ・ドボジンスキー
照明デザイン:マーク・ジョナサン
指揮:福田一
<まちねずみジョニー> 石黒善大
<チュウチュウおくさん> 副智美
<ねずみくんたち> 荒井英之、長島裕輔
<ねずみちゃんたち> 中谷友香、渡部萌子
<ティギー・ウィンクル> デイビッド・スケルト
<あひるのジマイマ・パドルダック> 樋口ゆり
<きつねの紳士> 宮尾俊太郎
<ピグリン・ブランド> ニコライ・ヴィユウジャーニン
<ピグウィグ> 東野泰子
<ぶたくんたち> 奥山真之介、内村和真
<ぶたちゃんたち> 浅野真由香、木島彩矢花、松根花子
<ペティトーおばさん> ショーン・ガンリー
<ジェレミー・フィッシャーどん> 清水健太
<2ひきのわるいねずみ> ビャンバ・バットボルト、神戸里奈
ピーターラビット> 橋本直
<りすのナトキン> 小林由明
<4ひきのりすたち> 星野姫、笠井千愛、湊まり恵、山口愛
<8ひきの小さなねずみたち> K-BALEET SCHOOL

熊川哲也のK-BALLET COMPANYの「バレエ ピーターラビット(R)と仲間たち」&「放蕩息子」の二本立て公演を観てきました。Bunkamura20周年記念企画だそうです。
もともとピーターラビットはずっと見たくて、でもイギリスのロイヤルバレエ団が来日公演でやってくれない限り見られないだろうから、DVDを買ってしまおうかと思っていたら、なんとKバレエでやってくれるということで、絶対行く!とチェックしていました。
最初の「放蕩息子」も始めて見たのですが、良い作品ながら地味で、どうせ熊川哲也を見るならもっと派手なジャンプとかある演目がいいよなあと思ってしまいました。あと、睡眠時間を3時間しかとらず、仕事をしてその帰りに見たので、眠気との戦いで、いまいち集中できなかったのもあって、もったいなかったです。
そして見たかったピーターラビットの方は、放蕩息子でちょっと意識が遠のく瞬間があったおかげで(笑)すっきりして見られました。
もっとピーターラビットがメインのバレエかと思っていたのですが、ちょこっと出るだけなんですね。でも、どのキャラクターも可愛くて癒されました。
イギリスののどかな田園の雰囲気。ちょこまか動く動物たち。
あの衣裳・マスクで踊るのは大変だと思いますが、制限された動きが逆にほのぼのとした雰囲気を出していて良かったです。大きなしっぽのきつねの紳士の回転は大変だろうなあ。
最後のカーテンコールも、みんながぴったり揃ってお辞儀をするのではなくて、落ち着きの無い小動物らしいくちゃくちゃ感があって、それがまた微笑ましかったです。
まあ、一度見られれば満足な舞台でしたが、将来子どもが出来たら見せてあげたいなーと思う幸せなバレエでした。