劇団四季「ウィキッド」
会場:電通四季劇場「海」 S1席 1階 8列 中央
主なキャスト:
<グリンダ> 沼尾みゆき
<エルファバ> 濱田めぐみ
<ネッサローズ> 山本貴永
<フィエロ> 北澤裕輔
<マダム・モリブル> 八重沢真美
<ボック> 伊藤綾祐
<ディラモンド教授> 前田貞一郎
<オズの魔法使い> 飯野おさみ
9/6で東京公演は千秋楽を迎えてしまう、劇団四季のウィキッドを観に行ってきました。
すごーく良かったです。
開幕当初からずっと観に行きたかったのですが、チケットとるのが大変そうだなと後回しにしているうちに、東京公演が終わってしまうと駅貼りのポスターで知って、今期の発売日に気合を入れて取りました。
結果、とってもいい席で観られました!観やすくて迫力満点でとても良かったです。
ストーリーは、オズの魔法使いに出てくる悪い魔女といい魔女のお話。彼女たちが大学でルームメイトになるところから始まります。変な感じ(笑)
全く性格の違うふたりが、最初は反発しているのですが、次第に心を開き、互いの良いところを認めて仲良くなっていきます。けれどもオズの国で動物が言葉を話せなくなるという異変が起き、ふたりは友情の変わらないまま、それぞれの信念に基づき、良い魔女と悪い魔女に分かれてしまう・・・。
感動します。
エルファバ役の沼尾さんの迫力ある歌とグリンダ役の沼尾さんのコミカルな演技。ストーリーもいいし、キャラクターも個性的。
今まで私が見た劇団四季のミュージカルの中で一番良かったです。といっても、これを入れても6つですが。*1
優等生的な物語じゃないのもいいですね。
たとえばライオンキングって、悪い叔父さんの裏切りを知った王子が、大人になってお父さんの敵をとるという勧善懲悪なストーリーだと思うのですが、もちろんそれだけじゃないし、それはそれで好きなんですけれど、このウィキッドは、ひねくれたエルファバや八方美人なグリンダをはじめ、主要登場人物全員の悪いところが描かれている。身近に感じます。
観に行く前にオズの魔法使い自体の予習をしておこうと思ったのに、すっかり忘れてました。でも、別にオリジナルを知らなくても全く問題ないです。うっすら知っていると、おお、ここにつながるのね、と楽しいです。逆にオリジナルが大好きで思い入れが大きすぎると、「グリンダはこんな人じゃない!」ってなるかも?
平日ならまだ空席もあるようですので、東京で見たい方はお早めに!お勧めです。