マシュー・ボーン「SWAN LAKE」マチネ

Bunkamuraオーチャードホール S席1階16列目 上手寄り
演出・振付/マシュー・ボーン
音楽/ピョートル・チャイコフスキー
出演/ニュー・アドベンチャーズ

主なキャスト

<ザ・スワン/ザ・ストレンジャー> ホセ・ティラード
< 王 子 > ニール・ウエストモーランド
< 女 王 > ニコラ・トラナ
< 執 事 > アラン・モーズリー
<ガールフレンド> リー・ダニエルズ
<幼年の王子> ギャブ・パーサンド

女王が良かった!
可愛らしいというか、若いというか。女であること、女王であることを楽しんでいる感じ。踊りも軽やか〜。
なにより、女王は女王なりに、王子のことを愛しているのだということが良く伝わってきた。第一幕の、王子にエスコートさせようと促すシーンで、なぜかすでに感動。王子とのやり取りがすべていい。
印象に残ったのは、ザ・ストレンジャーを柱の影からそっと見ている王子。
あと、王子のベッドの上に、一羽づつ現れるスワンたち。静かに怖い。
ザ・スワンを失った後の王子の姿が悲しい。
気になったのは、ザ・スワンが第二幕登場から、ぐらぐらしていたところ。安定感が無くて、見ていて安心できなかった。第三幕ザ・ストレンジャーのときはそんなこと感じずに良かった。
第四幕では、怪我を負って痛々しい姿が真に迫って見えてよかった。もしかしたら、第四幕も本当にふらついていたのかもしれないけれど、役が役だけに、変に気になる感じではなかったので良かったのでは。