マシュー・ボーン「SWAN LAKE」

Bunkamuraオーチャードホール S席1階8列目 下手寄り
演出・振付/マシュー・ボーン
音楽/ピョートル・チャイコフスキー
出演/ニュー・アドベンチャーズ

主なキャスト

<ザ・スワン/ザ・ストレンジャー> ジェイソン・パイパー
< 王 子 > クリストファー・マーニー
< 女 王 > ニコラ・トラナ
< 執 事 > アラン・モーズリー
<ガールフレンド> ソフィア・ハードリー
<幼年の王子> ギャブ・パーサンド

観劇疲れ。でもはじまれば楽しいんだよね。
席は、舞台全体も見れ、表情もはっきりわかって良かった。でも、つま先が見えない。段差があまり無いので、前に背の高い人が来たら見づらいだろう。
第2幕でザ・スワンが登場するシーン、美しい。
青のライトと、白黄色の月の光に照らされて、湖面をすべるように舞台を横切るところ。
同じ照明の下の、スワンたちの揃えない群舞(野生の白鳥は揃って舞ったりしない)も綺麗。
第4幕のスワン達も迫力があった。今日はスワンたちをよく見た日。
あと、劇中劇の「蛾」に良く笑った。蛾の乙女(キャスト:メリアム・ポーリアン)が木こりにとどめをさすとことか。斧を引きずるとことか。ラスト倒れた後、床と幕の間からずっとのぞいている顔とか。
ガールフレンドは、執事の企みにも乗るけど、割かし早い段階で王子に好意を寄せている感じ。女王を気にするのもその為に感じた。でも、単純で頭が回らないから、「蛾」のバレエの観劇中に女王を怒らせてしまう。
その場面、王子は、ガールフレンドにでれでれ。だけど段々イライラ。首藤さんの王子は、ガールフレンドも気になるけれど、それよりも女王第一。ずっと女王ばかり気にしている。キャストによって、印象が変わるところが多いなあ。
もういい。もういいんだけど、もっといろんな組み合わせで見てみたい。
矛盾だ。