マシュー・ボーン「Highland Fling」

邦題/「愛と幻想のシルフィード
会場/池袋・東京芸術劇場 中ホール S席 1階G列上手寄り
演出・振付/マシュー・ボーン
音楽/ヘルマン・セヴェリン・ローヴェンスキョルド
出演/ニュー・アドベンチャーズ

主なキャスト

<青年ジェームズ>ウィル・ケンプ
シルフィード> ケリー・ビギン
< エフィー > ハンナ・ヴァッサロ

気になりつつも行く予定は無かったのに、急に前日に決めて見に行ってきた。
火曜日に「ラ・バヤデール」を見に行ったときに、オペラグラスを壊してしまった(レンズが外れた)ので、あわててカメラ屋に寄り道をして、たまっていたポイントで新しいものを買う。
ところが、会場でチケットを受け取ってみてびっくり。こんな前だったらオペラグラスなんて要らないよ!思いがけないことだったので、得をした気持ちと、申し訳ないような気持ちと。
一人で舞台を見に行くと、終演後に感想を言い合う相手がいなくて淋しい。だけれども、こんな風にいい席を取れたりもする。連番だったらもっと後ろのほうだっただろう。
そんなこんなで、もはや荷物でしかなくなった(いや今後使うけれど)オペラグラスを持って座席へ。うん、いい席。
始まってみると、足元がちょっと見えないのが気になる。人と人との間から、つま先がのぞく感じ。二階席だと、逆にこういうことは無いのにな、なんて。贅沢〜。
やたらとウィル・ケンプばかりを前面に押し出した宣伝だったので、キャスト表を見て「やった!」と思う。でも始まってみると、それよりもケリー・ビギンのシルフィードに釘付け。
シルフィード、わがままだけれど可愛いくて、突拍子も無い行動をする。気分屋。そして怖くてキレイ。
エフィーも可愛い。明るくて、結婚を控えた喜びが伝わってくる。あと、賢そう。ジェームズはコミカルだけど二枚目キャラ。モテまくってるけれど、結婚しちゃう。
どの役も個性的で、ダンサーの表情が良く見える席でよかった。
クライマックスは悲しい。そしてラストは印象的。
もっと色々と細かく書きたいけれど、まだ日本公演が始まったばかりなのでネタばれを避けて、最終日後に追記する予定。