英国ロイヤル・バレエ団「シンデレラ」

会場:上野・東京文化会館 大ホール C席 3階L2列舞台寄り
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
美術:トール・ヴァン・シャイク
衣装:クリスティーン・ハワース
指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
主なキャスト:
 <シンデレラ> ダーシー・バッセル
 < 王 子 > デヴィッド・マッカテリ
 <シンデレラの義理の姉たち>アンソニー・ダウエル、ウェイン・スリープ
 < 道 化 > ホセ・マルティン

王子役の交代は、前日にNBSのサイトで知りました。予定されていたジョナサン・コープが、持病の内臓疾患が悪化してしまい、医師との相談のうえ急遽代役となったそうです。(詳しくはhttp://www.nbs.or.jp/news/detail.php?id232
ダージー・バッセルのシンデレラは素敵でした〜。明るくて前向き。でもラストのガラスの靴がエプロンから転がり落ちてしまって…というくだりは計算ずくに見えました。何気に狡猾な頭のいい子。で、そのあとのお義姉さま方へのキスが若干嫌味に見えました。強い娘。
舞台は装置も衣装も夢のようなおとぎ話を盛り上げていて良かったです。カラフルでも組み合わせによってはちゃんと統一感が出るものよね。昨日の某バレエ団の目が疲れる衣装はなんだったのかしら。
お義姉さま方の演技もコミカルで笑っちゃう。道化の舞踊は、跳躍やら回転技やら素晴らしかったです。
座席はステージに近くてよかったのですが、前の方が身を乗り出されると困ります。あと、全体的な動きを見るにはやはり正面がいいですね。あと、正面のほうが世界に浸れる。
舞台袖が近かったからなのか、場の切り替わりのときに、がたがたと大道具を動かすような音がしたり、足音がしたり、挙句は英語で何か喋っている声がしたりしましたが…。音はまだしも(いや、かなり大きくて落ちてくるのかと不安になりましたが)、声はなんとかならないでしょうかね。
全体的には楽しくていいステージでした。もう一日行こうか迷ってしまった。でも開演時間的にもちょっと厳しい。残念。