「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」

会場:上野の森美術館
元々行きたいなと思っていた「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」の招待券をもらったので、秋晴れだった今日、上野の森美術館へ行って来ました。
チケット代がかからなかった分、音声ガイドを借りました。これがあると理解が深まるので最近は良く借りています。
チベット密教の仏像は、黄金できらびやか!細工も細かくて、まさに美術品。
そして何より、腰を横へずらした曲線的な姿が美しいです。みんなほっそり。日本の仏像とは全く趣が違います。
十一面千手観音像は圧巻。
カーラチャクラ父母仏立像も、周囲をぐるっと回ってゆっくり鑑賞したくなる像。
それぞれ4つの異なる表情を持つ頭をつけたカーラチャクラ仏(父=慈悲の象徴)と明妃(母=智慧)が抱き合う姿で、このふたつが一体になることで悟りに到ることを表しているそうです。たくさんある手には法具などを持っています。チベットでは普段、下半身には衣裳を着させて隠しているそうです。
もうひとつ、心を奪われたのが蓮マンダラ。
立体マンダラなのですが、蓮の花の形になっていて、開いた花の中心に仏像がある、それだけで美しいのに、花びら一枚一枚の裏に仏像や法具が隠れています。レプリカでいいから欲しくなっちゃう。
会期は2010年1月11日まで。
http://www.seichi-tibet.jp/index.html