「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」

先輩にゴルフを教わっても、きちんと覚えられないので、ずっと自己流だという三村さん。いろんな人に教わっても、学習が身につかないまま。

大竹「学習しない能力っておまえにあるわけじゃん」
三村「・・・・・・」
大竹「成長しない能力って」
三村「うん・・・馬鹿にしてるの?」
大竹「イヤイヤイヤ。褒めてんの」

普通褒めるときに使わない台詞ですけれど(笑)
でももしかしたら本当に褒めているのかもしれない。三村さんのことを理解しつくしている大竹さんのことだから。例えば、人に染まらない、自分のやり方を貫く、とか?実際の意味は語られなかったので分からないですけれど。
ゴルフだけでなく、なんに対しても覚えられない、とふたり。酷いのは、お笑いに関してもそうということ。
この番組で毎週(ぶっちゃけ2週に1回と三村さん・笑)お客さんを笑わすような話をしているのに、別の番組や雑誌のインタビューで、なにか面白いエピソードがあるかと聞かれると、この番組で話したようなことは一切思い出せず、毎回ずっと昔のエピソードを繰り返し話してしまう。

三村「笑いの記憶喪失」

お互いにそうなので、どちらかがいい物真似をやったとしても、後にもうひとりに「あの物真似うまかったじゃん。やって」と振られても、振られたほうも再現できないし、振ったほうも相方がどうやっていたか思い出せない。
この番組がDVDになったときに見返して、自分が話したことなのに笑ってしまう。覚えていないから。そうしたらそこで「これがあったか」と記憶すれば良いのに、また忘れてしまうから使いまわせない。
まあ、だからこそ、この番組が魅力的なのもあるんですけれどね。ここでしか聞けないおもしろ話が、新鮮な状態で聞けるから。
トークテーマは、もしもホラー映画の監督をやるとしたら。
でも、ホラー映画って殺されそうな人わかっちゃうよね、と盛り上がるふたり。
そこで大竹さん。逆の発想。
自分が監督をするならば、いかにも殺されなさそうな、主役級の大物俳優が早い段階で次々と死んでしまうという予想外の展開にする、と。

大竹「その後ドキドキすんの。もたないからね」
三村「誰がドキドキするの?監督?」
大竹「客が。『え?早くね?』って」

大竹さん、妙に楽しそうに話してましたけれど、ホラー映画ってそういうドキドキとは違うドキドキが求められてるんだと思うんですれど(笑)っていうか、「これじゃ後半、物語もたないけれど、どうするの?」というドキドキを楽しむジャンルの映画はありません。