アメリカン・バレエ・シアター「ライモンダ」

会場:東京文化会館 大ホール B席 3階 L1列 中央寄り
演目:「ライモンダ」全2幕
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
原振付:マリウス・プティパ
改訂振付:アンナ=マリー・ホームズ
美術&衣装&舞台装置:ザック・ブラウン
指揮:オームズビー・ウィルキンス
演奏:東京フィル・ハーモニー交響楽団
主なキャスト:
 < ライモンダ > ヴェロニカ・パールト
 <ジャン・ド・ビリエンヌ> マルセロ・ゴメス
 <アブデラフマン> ゲンナジー・サヴェリエフ
 < 白い貴婦人 > カルメン・コレーラ
 <アンリエット> マリア・リチェット
 < クレマンス > アンナ・リセイカ
 <スペインの踊り> クリスティー・ブーン、ジーザス・パスター
  …他、アメリカン・バレエ・シアター

「ジゼル」を観た足で地下鉄を乗り継ぎ、今度は上野の東京文化会館にてABTの「ライモンダ」のソワレへ。疲れて余計眠くなるかな、と思ったけれど、通り越してしまったようです。
舞台装置の調整とかで、開演が15分ほどおしたのですが、この間に地震が!もうやめて〜。昨日の危惧が本当になってしまった。余震です。でも後で聞いたら震度2くらいだったそうで。静かに座って、しーんとして開演を待っていたので、敏感に大きく感じてしまったようです。
これは楽しめるかなぁ、昨日も映画に集中できなくなっちゃったし、と思ったのですが、揺れが昨日ほど大きく長く何度も無かったのと、舞台に没頭しちゃったのとで、幕が開いたら地震のことは帰りまで忘れてました。
もう、本当に、幕が開いて、もう一枚ピーコックグリーン地に金で模様の描かれたエスニックな幕が現れただけで、「美しい〜」とバレエの世界に。
そしてその幕が開いても、またこれが綺麗。色の基調が先の2色なのは変わらず。バックのエスニックなお城とか、立体感があって舞台に奥行きがありました。ライモンダの夢のなかの亜熱帯の森のような、青く光る花の描かれたシルクスクリーンも綺麗でした。アンティークなシャンデリアも良かった。あと、誰も彼もの衣装も、きらきらとスワロフスキーのようなものが輝いていました。
行こうかどうか直前まで悩んで、つい数日前にとったチケットでしたが、さすがショービジネス大国のカンパニー。観てよかったです。
ダンサーはミスしちゃったり、色々ありましたが、楽しめた舞台だったのでまぁ良いです。
アブデラフマンの回転ジャンプ等の技が凄かった!やはり日本のバレエ団と比べると男性ダンサーの層が圧倒的に厚いのなぁ、と感じました。
楽しかったのでパンフレットを休憩時間に購入。「ドン・キホーテ」も行くし。それも楽しみ!