新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」

会 場:新国立劇場 オペラ劇場 S席 1階19列 上手側
振 付:マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ
作 曲:ピョートル・チャイコフスキー
監修&演出:牧阿佐美
舞台装置&衣裳:ピーター・カザレット
照 明:沢田祐二
舞台監督:森岡
指 揮:渡邊一正
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団
主な出演者:
<オデット/オディール> 寺島ひろみ
ジークフリード王子> 逸見智彦
<ロートバルト> 貝川鐵夫
< 王 妃 > 西川貴子
< 家庭教師 > ゲンナーディ・イリイン
< 道 化 > 八幡顕光
<王子の友人(パ・ド・トロワ)>高橋有里、さいとう美帆、江本拓
<小さい四羽の白鳥> 遠藤睦子、西山裕子、本島美和、大和雅美
<大きい四羽の白鳥> 真忠久美子、厚木三杏、川村真樹、寺島まゆみ
<スペインの踊り> 湯川麻美子、楠元郁子、マイレン・トレウバエフ、富川祐樹
ナポリの踊り> 遠藤睦子、大和雅美、グリゴリー・バリノフ
< ルースカヤ > 島添亮子
ハンガリーの踊り> 西山裕子、市川透
< 二羽の白鳥 > 厚木三杏、川村真樹
他、新国立劇場バレエ団

新国立劇場バレエ団の「白鳥の湖」を観てきました。
今日はキャスト表が置いてあったのでもらって来ました。いつもありましたっけ?前回の「ライモンダ」のときは見つけられなかったのですが。

王子ジークフリードは夜の湖でオデット姫に出会い、恋に落ちる。悪魔ロートバルトによって白鳥に変えられた彼女を救おうと決意するが、舞踏会に現れたオデットそっくりな悪魔の娘オディールに愛を誓ってしまう。王子はオデットに赦しを乞い、運命と闘って最後には二人の愛が悪魔の呪いを打ち破る。

新国立劇場サイトの中のあらすじより(http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/10000065.html
この「白鳥の湖」はハッピーエンドなのですね。あの曲を聴くと悲劇を思い浮かべてしまう私ですが、ハッピーエンドもなかなか良かったです。
特に終盤で、白鳥たちがロートバルトに立ち向かうところ。
白鳥たちはおそらく、それまで何年もの間、ロートバルトの呪いのもと、自分たちの悲劇を嘆くだけのあきらめの生活を送っていたんじゃないかと思うのです。ところが、間違いとはいえオデットを裏切ってしまった王子と、そんな彼を許したオデットの姿を見て、彼らと自分たちのために、白鳥たちははじめてロートバルトに立ち向かったのでしょう。
観客に背を向け、綺麗な弧を描いて並び、ロートバルトを威嚇する姿に、あきらめない強さを感じました。そして、みごとロートバルトを打ち負かす。やればできるんだ。
ディズニー映画の「ダイナソー」を思い出してしまいました。
逸見さんのソロは相変わらず綺麗でした。サポートは途中、いかにもサポートしてるって感じを受けてしまいました。
道化と家庭教師もコミカルな味を出していて良かったです。ハッピーエンドに向かう物語という感じ。
実は公演から一週間以上たってからこの記事を書いているので、他にも色々思ったと思うのですが詳しく思い出せません。感想はこれくらいにしておきますが、楽しめた公演でした。