「真夜中の弥次さん喜多さん」

宮藤官九郎の初監督映画「真夜中の弥次さん喜多さん」を、借りてきてみました。最近クドカン作品をよく見ているので、その勢いで。
個性的な映画。
前半は、笑えるところは笑えるんだけれど、なんだかシュールだったりして、ついていけるか心配でしたが、後半は感動。泣ける映画とは知りませんでした。
笑の宿での大名行列で、ヤク中の喜多さんが幻覚をみておかしくなっちゃってるところが好き。笑いました。
歌の宿は、弥次さんの、喜多さんへの大きな愛がいい。理想的だけれどなかなか現実でこうは思えない。
ラスト、魂の宿は悲しかった。お初もえらい。すごい。
DVDの特典で、監督と出演者のリレー形式でのコメンタリーが入っていました。これに限らず、コメンタリー特典って好きです。映画の裏話も聞けて、また違った見方が出来るので。あと、出演者たちも自分と同じところで笑って、同じところで悲しんでいるのも、なんか嬉しい。そういう風に彼らが作ったのだから、同じように感じるのは当たり前なんですけれど。