「史上空前!!笑いの祭典ザ・ドリームマッチ'08」

TBSのお正月番組として4回目の「笑いの祭典ザ・ドリームマッチ」を見ました。
インパクトのある若手がどんどんと出てきて人気をとっている今、ほぼベテラン&中堅がシャッフルコンビを組んで、たった3時間の打ち合わせでネタを披露する番組。
若手というのは言ってしまえば、それまで熟成させてきたネタをようやくテレビで披露するわけで、それは面白いし新鮮であたりまえ、というのは言い過ぎですが、面白い人がたくさんいて当然だと思うのです。
で、この番組は、芸暦の長い、普段テレビであまりネタをしないベテランが、わずか3時間の内に完成させたネタを競うわけで、これはなかなか若手には出来ない、ベテランだからできる面白さがあると思います。普段見られない組み合わせというのも貴重だし。
あせってくだくだになってしまうコンビが1組くらいいるのも、それはそれで一興。
今回はダウンタウンは松ちゃんのみで浜ちゃんは司会。初登場は千原兄弟堀内健ネプチューン)・ハリセンボン。ハリセンボンはコンビでツッコミチームに入ったので、ハリセンボンと組むと祭典史上初のトリオ。他いつものメンバーで、さまぁ〜ず雨上がり決死隊キャイ〜ン、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号、ガレッジセール、出川哲郎。全9組。
組み合わせとネタの内容。ボケ・ツッコミの順で。出場順はうろ覚えなのでなんとなく。3〜5番目が怪しい。

川田広樹田中直樹(鳩の恩返し)
千原ジュニア天野ひろゆき(野球部監督と保険医)
堀内健蛍原徹(謝恩会の練習)
田村亮&ハリセンボン(セクシー怪盗団)
松本人志千原せいじ(韓国アイドル) 大竹一樹出川哲朗(夜逃げ屋次郎)
ウド鈴木&田村淳(医者と風邪気味の患者)
宮迫博之三村マサカズメンタルクリニック

コンビ決めの過程も面白くて好き。
今回は前回同様に、フィーリングカップル形式で、カップル成立した人たちがどんどん抜けていくので、残っていく人たちや、前回最後まで残ってしまったゴリや出川の必死な様子にも笑いました。
一番に決まったのはホリケンとホトちゃんのコンビだったけれど、まあ、笑えるけれど、意味不明。ホリケンワールドで、それはそれで異色で、中にはこういうのもあっていいかなという感じ。
松ちゃんとせいじのは、韓国料理を並べてる歌が良かったなあ。
特に私が笑ったのは、川ちゃんと田中のと、大竹と出川の、ウドちゃんと淳の、宮迫と三村の、の4組。
ウドちゃんの間の取り方とか言葉の選び方とか、最高。天然なのかネタなのかわからない。淳によると、本番になって色々出てきたというから、作りこんだものでなくてその場の感覚で出てくるから天然に感じるんだろうな。
大竹と出川のコンビは、「笑いの神と笑いの悪魔」なんて言われていたけれど、どっちがどっち?考えようによってはどちらにも取れるんだけれど。出川ははずれという前提があるから、悪魔のほうなのかな?うーん。
そんな出川だけれど、今回は残り物にはならず、あっさり大竹とのコンビ成立で、本人が一番びっくり。なんで?と聞かれた大竹は、4回目なのであえてはずれをひいてみたという愛ある冷たいコメント。
でもこれが意外に良くって、出川滑っちゃった、みたいな感じは一度もなかったんじゃないかな?お互いを知って生かしていた気がする。
逆にほぼ初対面だったというジュニアと天野っちのコントは、ジュニアがかんじゃうし、時間が必要な出来栄えでした。
たった3時間でネタをつめなければならないので、そういう日頃の人間関係も影響するんだろうな。
私的には優勝は大竹&出川コンビだけれど、ちょっと地味かな?と思ったら、このコンビが優勝しました!
発表されたとたん、泣きそうな出川。
どのコンビにもそれぞれいろんな意味で笑わせてもらいました。来年もあるのかな?楽しみ。