通し狂言「東海道四谷怪談」

小倉アイスもなか

会場:新橋演舞場  一等席 後方上手寄り
主な出演者:
民谷伊右衛門>  中村吉右衛門
<お岩・小仏小平・女房お花> 中村福助
<佐藤与茂七>  市川染五郎
<奥田庄三郎>  中村錦之助
<お岩妹お袖>  中村芝雀
<按摩宅悦>   中村歌六
<直助権兵衛>  市川段四郎

新橋演舞場の五月大歌舞伎の夜の部、通し狂言東海道四谷怪談」を観て来ました。
前から行こうと計画していたわけではないのですが、公演の1、2週間前にeプラスから一等席半額の案内が来たので、これはいい機会だと思いチケットを取って行ってきました。
仕事はお昼で早退。
銀座で昼食に天ぷら。すごく暑い日だったのでグラスビールまで飲んで、すっかりいい心地。天ぷら食べるとビール飲みたくなりますよね?
歌舞伎だとか狂言だとか、日本の伝統芸能に関しては全くの鑑賞素人の私、イヤホンガイドを借りて鑑賞しました。
行く前は、イヤホンガイドなんてみんな使っているのかな?生の舞台を見ながらイヤホンで解説を聞くなんて無粋な感じ、と思って少し迷いもあったのですが、演舞場に行ってみたら大勢利用していて安心しました。
そして始まった舞台、福助さんのお岩が迫力でした。
お歯黒を塗って髪をすくシーンとか。櫛に抜けた髪がごっそり。悲しく切ない。
幽霊となったお岩が提灯から出てきたり、仏壇に人を引きずり込んだりするのも、おお、という感じで楽しかったです。仕掛けがいっぱいで、初心者でも楽しめる演目でした。
幕間には、新橋演舞場名物と書いてあった小倉アイスもなかを食べてみました。
パリパリの最中に、さっぱりとした小倉あんで美味しかったですが、他に食べてる人を見かけませんでしたが本当に名物なのでしょうか?(笑)夏に流行るのかな。
イヤホンガイドは、借りて本当に良かったです。解説は藤野穣さん。
衣裳の意味だとか、舞台の背景とかを詳しく説明してくれます。台詞の合間に説明してくれるのがほとんどなので、心配していたような鑑賞の妨げにはなりませんでした。しかも、ちょっとしたユーモアも盛り込まれていて面白かったです。
幕間にちょっと面白いことを言って、客席で笑い声が結構おこったのですが、イヤホンをしてない人にはなんでみんなして急に笑ったのか、不思議だったんじゃないかな。
この舞台が楽しかったので、本などで勉強してから、また違う演目も観に行きたいです。