涅槃会の京都旅行1日目

cleansky2009-03-14

先月末近くに友達に釣られて京都旅行を思い立ち、一週間前にチケット類を予約して、短い時間で回るところを考えて、一泊二日の京都旅行へ行ってきました。
朝早起きをして、9時半頃、京都駅に到着。観光案内所でパンフレットをもらったり、いつも使っている「京都観光二日乗車券」を購入した後、バスターミナルへ。
この「京都観光二日乗車券」は、市バス・市営地下鉄全線と京都バスが乗り降り自由になる、お得で楽な乗車カードです。小銭不要なのが一番嬉しい。
まずは、何度も京都に行っているのに、いまだに一度も行ったことがなかった東寺へ。

美しい五重塔

仰ぎ見てしまう薬師三尊と十二神将の金堂。
そして、立体曼荼羅の講堂。ずらっと並んだ仏像は圧巻でした。国宝の不動明王帝釈天も良かったけれど、怒りの表情の夜叉たちにどうも一番心惹かれました。
駅に着いたときから降っていた雨は、東寺を見ている午前中にやみました。葉も花もない冬の枝に光る雨露が綺麗でした。

バスですぐの東福寺へ移動。ここでは旧暦の2月15日にお釈迦様が亡くなったのに合わせて、涅槃図を公開中。紅葉で有名な東福寺、秋の混雑からは想像できない静けさ。涅槃会なので観光客もいるんですけれどね。比じゃないです。
紅葉が無いとこんな感じ。苔だけでも綺麗。

肝心の涅槃図、薄暗い中でしたが、大きくて立派でした。もっとよーく見たかったな。羽根を閉じて悲しんでいる孔雀もいたかな?それが印象的だったのですが、なにしろ暗くて。でも、凄い物だという感じが伝わってきました。
この頃には雲も切れて、青空が。境内で生姜入りの甘酒を頂いて、身体も温まりました。いい気持ちです。
東福寺を後にして、同じく涅槃図公開中の泉湧寺へ歩いて向かいました。坂がきつかった!それと、観光客が少なすぎて迷子になりかけました(笑)
なんとかたどり着いた泉湧寺の涅槃図、東福寺のものよりもはっきりと絵の内容が見て取れましたが、私は東福寺の方がありがたみがあったなあ。

ここには美人になれるという楊貴妃観音もあったので、もちろんお参り(笑)
お昼ご飯はここでおそばを食べました。
この後は、バスで京都駅に戻り、駅から歩いていけるホテルへチェックイン。15時位でした。
荷物を減らして身軽になってから、またバスに乗り、一条戻り橋の晴明神社へ。

去年の春、もう何年も持ち歩いていたここのお守りが壊れてしまったので、お納めして、新しいものを授かりました。節分の京都旅行2日目 - この青い空のもと〜in doorに書いてある、夢の中で悪霊退治?に使っていたお守りです。
晴明神社の桔梗印(五芒星)を見ていると、本当に魔を除ける力があると感じます。

次は、バスで高台寺方面を目指しました。
目的はねねの道あたりにあるということまで調べておいた、天空庵という和物雑貨のお店。ここはウォルト・ディズニーとコラボレーションした作品が売られていると月刊誌「ディズニーファン」に載っていたので、一度行ってみたかったのです。
和空|WA-Qu|Design Made in Kyoto
お店は18時閉店。花灯路という、清水寺から青蓮院までの道を灯すイベント中だったので、もう少し遅くまでやっているかも、と思いながらも、確認はしていないので少し早足で向かいました。着いたのは17:45。迷わず着いて良かったあ。
狭い敷地内でしたが、可愛らしい小物を実際に見られて良かったです。
格子越しに見えるミッキーのシルエットが描かれた手ぬぐいを買いました♪
段々と日が暮れて、花灯路も良い雰囲気に。通り沿いの和のお店をのぞきながら歩きました。

途中、冷えてきたのでホットワインを頂きました。こんな素敵なイルミネーションの木下で♪

円山公園に到着。枝垂桜はまだ花が咲いていないですが、逆に、これから咲かす満開の花の為のエネルギーを溜め込んでいるかのような、凄みと迫力がありました。

園内には、いけばなや現代アートが、ライトアップされていました。

公園を抜けて知恩院へ。

なんとここで、狐の嫁入りを見てしまった!!これって、縁起いいの?悪いの?

その後、八坂神社まで歩いて、神桜湯を授かって、そろそろ寒くなっていたのでバスで京都駅へ戻りました。
駅ビルの中で、京都まで来ておいて銀座ハゲ天の天ぷらとビールで夕食(笑)
その後ホテルへ戻りました。
明日は、旅の最初の目的であった百万篇の手作り市。寝不足なので、テレビで上地雄輔物語を見た後、早めに就寝しました。
余談ですが、すっかりおばかタレントな上地雄輔に対して始終敬語を使い、「先輩の言うことは絶対ですから」とちょっと冗談っぽくいう大リーガー松坂大輔を見て、今まで高くなかった松坂のイメージが、私の中で随分あがりました(笑)
朝の雨は冷たかったですが、色々見られていい1日目でした。