帚木蓬生「閉鎖病棟」

この一週間、よく本を読んだ。
今日読み終わった本。
いつだか覚えていないころに買って、読まずに放置してあった本。
裏表紙の物語の説明を読んで、殺人事件のミステリー小説かと思ったら、全然違った(笑)
精神科医の作者が精神科病棟を舞台として書いた小説。

読み終わると、この人たちの何が病気なのか、普通じゃないか、と思ってしまうけれど、改めて彼らの人生を振り返ると、重い過去があるわけで。
ラストはうるっときました。みんなが幸せなその後を送っていますように、と、フィクションなのに思ってしまう。

著者:帚木蓬生
出版社:新潮社
発行日:1997年5月1日(新潮文庫)