東野圭吾「名探偵の呪縛」

いつの間にか、推理作家の主人公は、異世界と思われる場所に迷い込んでいた。
そこは密室だとかの殺人トリックのない世界。本格推理小説というものももちろん存在しない。
そんな中で起きた殺人事件。主人公は探偵となってそれを解く。
トリックなど馬鹿馬鹿しいという人たちを相手に。
名探偵の掟」は楽しく笑って読めたけれど、これはちょっと違う。呪縛というだけあるというか、重い感じ。
前みたいなコメディを期待していたのでちょっと残念。

題名:名探偵の呪縛
著者:東野圭吾
出版社:講談社
発行日:1996年10月15日(講談社文庫)